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世界と日本における医薬品の市場規模

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第1章「6つのカテゴリーでおぼえる医薬品業界の概要」では、
世界と日本における医薬品の市場規模」と題して、
医薬品業界の市場規模について記述しています。

研究開発志向型の製薬企業69社(2009年4月現在)が加盟する
日本製薬工業協会」(製薬協:http://www.jpma.or.jp/)では、統計資料を公表しています。

◆世界における日本市場
1997年から2007年までの10年間で、
世界の医薬品市場は2550億ドルから6674億ドルと、およそ2.6倍もの規模に成長しました。
日本は北米に次ぐ第2位の市場を維持していますが、シェア(%)については、
1997年の16.4%から、2007年には8.8%と、約半分に縮小しています。

◆日本の国内医薬品市場
2005年度において、海外販売分も含めた医療用医薬品の国内売上高は8兆2,294億円でした。
そのうち、6兆6,108億円が日本国内における売上高です
最近のデータでは、国内医薬品市場は7兆円から8兆円の間を推移しています。

医療用医薬品とOTC医薬品に分けられる医薬品の分類

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第1章「6つのカテゴリーでおぼえる医薬品業界の概要」では、
医療用医薬品とOTC医薬品に分けられる医薬品の分類」と題して、
医薬品業界の中で、すべての人に扱われる「医薬品」の分類について記述しています。

医薬品は、大きく2つに分けられます。

◆「医療用医薬品」
医療用医薬品は、医師等によって患者に直接使用されたり、医師などの処方せん、
もしくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいいます。

◆「OTC医薬品」
ドラッグストアなどで、カウンター越しに対面で購入することから、
OTC(Over The Counter)医薬品と呼ばれることが一般的になっています。
一般用医薬品とも呼ばれ、現在、OTC医薬品はリスク区分に応じて3つに分類されました。

一般的な商品とは違う医薬品の特性

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第1章「6つのカテゴリーでおぼえる医薬品業界の概要」では、
一般的な商品とは違う医薬品の特性」と題して、
医薬品業界の中で、すべての人に扱われる「医薬品」の特性について記述しています。

◆生命関連性がある

◆安定供給・使用の緊急性がある

◆2つの高品質性を求められる

◆価格規制が実施されている

◆長い製品寿命を誇る

「クスリ」は、反対から読むと「リスク」とも読め、副作用も併せ持つモノです。
このことからも、医薬品を扱うには専門的な知識が必要ですし、
使用を控えたり、節約したりできない特性を持っています。

また、社会的な弱者である患者さんを守るために価格は低く抑えられており、
アスピリンのように百年以上も販売されている医薬品も存在します。

「モノ」と「情報」の医薬品としての価値

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第1章「6つのカテゴリーでおぼえる医薬品業界の概要」では、
医薬品は「モノ」と「情報」とに分かれる」と題して、
医薬品業界の中で、すべての人に扱われる「医薬品」の定義について記述しています。

◆「モノ」としての医薬品
「モノ(物質)」としての医薬品とは、工業製品の一つであり、化学物質の一つです。
例:錠剤、顆粒、液体など

◆「情報」としての医薬品
「情報」には、2つの意味が含まれています。
「モノ」へ、「情報」がともなって医薬品として機能します。
また、使用された患者さんからの「情報」によって、医療従事者によって判断されます。
例:効能・効果、用法・用量、使用上の注意など

医薬品は、「モノ」としての価値と「情報」としての価値を併せ持って、
初めて「医薬品」として成り立つのです。

医薬品業界の魅力

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第1章「6つのカテゴリーでおぼえる医薬品業界の概要」のトップページには、
社会へさまざまな形で貢献できることが魅力の医薬品業界」と題して、
一般的に言われている医薬品業界としての魅力を記述しています。

◆社会への貢献が働きがいにつながる業界
医薬品業界は、医薬品を通じて医療に貢献する、社会貢献度の高い業界です。

◆景気に左右されない
生命関連性が高く、公共性の高い業界であるといえるため、
一般的に、医薬品業界は景気の浮き沈みに左右されません。

◆多品種少量生産の省資源型製品
医薬品は、「大量生産・大量消費」製品ではないため、
これからの時代にマッチした、省資源型の製品であるといえます。

◆知識集約型の業界
医薬品業界従事者は、高度な知識と専門的な情報を、
医薬品への付加価値として生み出しています。

これらの魅力もあり、医薬品業界で働く人々は、
他の業界に転身することの少ない業界であるといわれています。

まだまだ変化するこれからの医薬品業界

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第8章「まだまだ変化するこれからの医薬品業界」では、
現在進行形の医薬品業界の環境変化を取り上げています。

また、各章の後半には、日本と海外の事例比較を行っております。

第2章 「薬剤師の4つの働きかたと薬科系大学」
 ◆理想と現実のギャップを生まない米国の医薬品を学ぶ環境

第3章 「製薬企業やバイオベンチャーで薬を創る仕組み」
 ◆研究助成金の比較

第4章 「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」
 ◆患者の自己管理のサポートセンターともなっている米国のドラッグストア

第5章 「他業種よりも幅広い医薬品卸の役割」
 ◆合理化が進んでいる米国の医薬品卸

第6章 「薬を選択する医師と薬剤師」
 ◆フォーミュラリーによってジェネリックが基本となる
 ◆薬剤費削減とコストエフェクティブな医療
 ◆分割調剤と利便性の高い薬局の仕組み

第7章 「医薬品へ対価を支払う仕組み」
 ◆世界の中での日本の位置づけ(OECD比較)
 ◆日本とは違い、民間の医療保険が基本となる

海外の事例と比較することによって、今後の変化の先が見えてくるかもしれません。

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