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ジェネリック医薬品の現状~「日本ジェネリック医薬品学会第5回学術大会」より

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

【更新情報】

本書、第8章「まだまだ変化するこれからの医薬品業界」では、
「目標よりもジェネリック医薬品が普及していない理由」と題して、
ジェネリック医薬品の現状について記述しています。

平成23年6月18日(土)~19日(日)に開催された、
「日本ジェネリック医薬品学会 第5回学術大会」を聴講してきました。

欧米に比べ普及が遅れていると言われる「ジェネリック医薬品」ですが、
次の3つのポイントで普及が進まないと指摘されていました。

1.医療機関では、医師が品質に対して不信感を持っている

2.保険薬局では、在庫負担が大きい

3.患者さんは、そもそも医師や薬剤師が勧めないから選択しない

このことに加えて、医薬品卸の課題として、ジェネリック医薬品は、
商品単価が安く、売上金額に占める比率が7~8%にも関わらず、
商品点数に占める比率は25~30%と経営効率の悪さが指摘されていました。

厚生労働省は、増え続ける医療費の削減手段として、
ジェネリック医薬品の普及を推進している中で、厳しい指摘をする識者の先生も見られました。

病院経営上、出来高の部分は先発医薬品、
DPCの部分はジェネリック医薬品と使い分けている施設もあります。

これは、療養担当規則という法律では
ジェネリック医薬品を選択することが努力義務になっているにも関わらず、
選択されないのは法律違反で、
かつ患者さんからの医療費の搾取だという指摘です。

まだまだ、ジェネリック医薬品は目標とする30%に届いていない状況です。
今後もハードとソフトの両面から、普及策が検討されると思われます。

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