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薬学生の就職活動 傾向と対策

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

先日、ある薬科大学の企業フォーラムに行ってまいりました。

学生と話してみて、今も昔も変わらないのは、
『薬剤師≒病院薬剤師』と考えているイメージが多いことです。

もちろん正しい部分もありますが、本書「よくわかる医薬品業界
第2章「薬剤師の4つの働きかたと薬科系大学」p.69で、
10年間における薬剤師の勤務先の変化をご覧いただきますと、
病院薬剤師は18.8%にまで減っています。(平成20年厚生労働省発表データより)

医薬分業にともない、薬局の従事者は増加傾向にあり50.7%、
医薬品関係企業は減少傾向にあり17.8%です。

過去の記事(『薬剤師の「理想」と「現実」』)にも少し書きましたが、
就職活動時に思い描いていたイメージと、
実際に働いて感じるイメージとのギャップはあるようです。

やはり、現実を理解した上で自らの選択肢を進んで欲しいと思います。

薬学生の就職活動の傾向として、学生側が有利な売り手市場です。
『薬剤師にもたらされた空前の売り手市場』

せっかくの機会ですから、企業側が提示する耳障りのいい情報に振り回されることなく、
5年、10年後にこうありたいという自分の姿を描き、その姿に近づけるには、
『 今、何をしたらいいのか 』 と自分に問い続けてはいかがでしょうか。

結果的に、自分の苦手を克服する必要があるかもしれませんし、「学び続ける姿勢」と
「変化を受け入れて行動する姿勢」を持ち続ける必要もあるかもしれません。

お会いする学生のみなさんにお話しするのは、
私自身、薬剤師として勤務した経験は、たった6ヶ月しかありませんし、
就職活動時、描いてた10年後と今の表面的な形は、かけ離れたものとなっています。
未来を予測するのは難しいです。

しかし、人生の分岐点では将来のイメージを強く描き、
その時点での最善の選択をしたおかげで今があると考えています。

表面的な形ではなく、本質での就職活動時に描いていた未来には、
近づいていると断言できますし、これからも面白い仕事ができそうだと感じています。

「就職活動」と「就社活動」

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

いよいよ就職活動開始。
みなさんは、どんなポイント重視で就職活動されているのでしょうか?

将来性のある企業に入社して、社風も自分に合ってて、
自分の思い通りに仕事もできて、何不自由なく、
定年まで勤められたら、最高の人生が待っているのかもしれません。

しかし、医薬品業界に限ったことではありませんが、
企業を取り巻く環境は、刻一刻と変化しています。

入社時点では業績良くても、
競合品が発売されてシェアが逆転されることもありますし、
期待されていた新製品が上市できなかったり、
制度が変わって、今までのやり方が通用しなくなったり・・・

逆に、入社時点は、あまり業績良くなくても画期的新薬を上市したり、
制度が変わるのを見込んで、新しいやり方を導入して成功したり・・・

また、現段階で存在していない企業が、10年後には輝きを放っているかもしれません。

このような難しい環境の中で10年とか20年も右肩上がりの企業を見つけるのは、
就職活動という短時間で見極めるのは困難です。

そもそも「就職活動」とかいいながら、
いい会社探しをする「就社活動」になっているような気がします。

「職業に就くこと」

この医薬品業界にとっては、
医薬品というモノや情報をどう扱う仕事をするのかということです。

本書「よくわかる医薬品業界」では、6つのカテゴリーに分けています。
「創る」・「作る」・「売る」・「運ぶ」・「選ぶ」・「教える」

自己分析し、将来ありたい自分の姿を描き、今経験すべきことを考えますと、
おおよそ入口は見えてくると思われます。

しかし、漠然とした不安はつきものです。
なぜなら、そもそも少ない経験の中で考えているからです。

『就職活動には、今も昔も「OB訪問」が効果的な手段』でも書きましたが、
どんな職業に就いている人でも、自分なりに考え選択し、
経験を積みながら仕事をしています。
若い頃は、自分の思い通りにならないことも経験しているはずです。

職業に就くこと・・・

つきつめて考えると、自ら選択して経験することも、
人から与えられた経験の中で得ることも、すべて自分の糧となります。

働きながら成長していくこそ、就職の本質だと考えています。

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