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04.薬を売る

MR、製薬企業、ドラッグストア

MRとのかかわり【1】どんなことをしているの?

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

『いまさら聞けない医薬品業界』
(1)薬剤師を取り巻く環境
5.MRとのかかわり
【1】どんなことをしているの?

■過去から現在

MRの活動を薬剤師側からみると、薬局では新製品のパンフレットを持ってきたり、添付文書改訂の連絡をしたり、ボールペンなどの文房具などサービス品を持ってくる人と見られているかもしれません。病院では薬局での活動に加えて、医局訪問時に薬剤部に立ち寄り記名して名札を取りにきたり、医師の処方状況を確認したりといったことが目に見える活動なのではないでしょうか。

MRは、1997年から資格制が導入されましたが、1993年以前は「プロパー」と呼ばれた時代が長かったのです。プロパーとは、プロパガンダ(Propaganda)が語源といわれ、プロパガンダとは特定の意識・行動へ誘導する宣伝行為のことを指し、言いかえれば自社製品の処方・普及がメインでした。

みなさんも話に聞いたことがあるかもしれませんが、昭和の時代は過剰なサービス競争が行われ、新規採用や処方への誘引などに、現在は禁止されている現金のキャッシュバックや製剤見本の添付行為なども存在したことも事実です。

華美過大な接待行為や贈答品も、医師の処方へ影響を与える利益相反(Conflict of Interest:COI)も無視できないことから、製薬企業が加盟している日本製薬工業協会(製薬協)で自主基準を設けました。この時代の移り変わりは、行き過ぎた営業活動を見直し、プロパーからMRへの資格制導入へ至った経緯でもあります。

つづきは、ココヤクへ。

『いまさら聞けない医薬品業界』
(1)薬剤師を取り巻く環境
5.MRとのかかわり
【1】どんなことをしているの?

MRのキャリアパス(業界研究-製薬企業)

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」では、
MR(医薬情報担当者)のキャリアパスについて紹介しています。

MRは、新入社員として担当施設を持つようになってから、
数年単位でエリア担当、病院・医院担当、大学病院担当、
疾患領域担当など、所属する会社によってさまざまですが、
ジョブローテーションを経るのが一般的です。

また、製薬企業内にはMRを経験してこそ進める道がありますので、
キャリアパスをまとめてみました。

<特約店担当、卸担当>
卸をまとめ、通期や月次の販売促進策の企画、
代金回収業務などを行う。

<市場マーケティング部門>
病院、医院、広域特約店、調剤薬局など、
市場別に施策の企画立案を行う。

<プロダクト部門>
1つの製品、もしくは疾患領域担当。
新規参入のための戦略を企画。
既存製品であれば、処方拡大戦略のための
新しい情報をMRへ発信する。

<グローバルマーケティング部門>
グローバル市場拡大のための、企画立案を行う。
本部のマーケティングを経験してからのステップアップが多い。

<学術・調査部門>
MRからの製品に関する問い合わせや、
市販後調査などを推進する。

<教育研修部門>
新入社員や若手・中堅・管理職など、
階層別の、教育・研修などを行う。

<開発部門>
新製品の臨床開発や既存製品の効能追加など、
担当医と適正な治験を推進する。

<営業システム部門>
MRを支援するための、営業システムの
開発、企画などを行う。

将来、どんな仕事をしたいのか、どんな自分になりたいのかをイメージしながらの、
業界研究のお役に立てれば幸いです。

OTC医薬品3つの分類と「ネット販売」との関係

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

【更新情報】

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」では、
「薬事法リスク分類によってOTC医薬品は3つに分類された」と題して、
インターネットで買える医薬品について記述しています。

2009年(平成21年)の薬事法改正によって、
OTC医薬品はリスク区分に応じて、3つに分類されました。

◆第1類医薬品(とくにリスクが高いもの)
医療用医薬品からスイッチOTCとして発売されたり、
OTC医薬品としての経験が少なかったり、
安全性上とくに注意を要する成分を含むもの

◆第2類医薬品(リスクが比較的高いもの)
まれに、入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの

◆第3類医薬品(リスクが比較的低いもの)
日常生活に支障をきたすほどではないが、
身体の変調・不調が起こるおそれのある成分を含むもの

この薬事法改正により、
インターネット販売を含む通信販売が可能な一般用医薬品は、
第3類医薬品に限定されました。

いままで、インターネットによるOTC医薬品の販売は、
制度上規定がなかったために、とくに制限なく購入できました。
利便性が損なわれることにもなったことから、継続して検討されてきました。

<毎日新聞> 2011年1月27日(木)
行政刷新会議:規制・制度、250項目の見直しを提言 薬ネット販売拡大

販売履歴の管理や購入量の制限などをしたうえで、
対象医薬品を拡大する規制緩和が盛り込まれたようです。

薬の町と薬の神様~道修町と神農さん

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」の章末コラムでは、
「薬の町と薬の神様~道修町と神農さん」と題して、
医薬品業界人なら知っておきたい雑学を紹介しています。

大阪市には、「道修町(どしょうまち)」という地名の薬の町があり、
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅から歩いて数分のエリアには、
製薬企業の本社が集積しています。
(武田薬品工業、大日本住友製薬、塩野義製薬など)

道修町には、通称「神農(しんのう)さん」と呼ばれ、
薬の神様が祀ってある「少彦名(すくなひこな)神社」と、
医薬品の歴史を学べる「くすりの道修町資料館」(入館無料)が隣接し、
この一角だけは、厳かな雰囲気を醸し出しています。

くすりの道修町資料館
Shinnousan_2

少彦名神社
Sukunahikona_2

医薬品業界人でなくても、江戸時代へつながる歴史を感じるでしょうし、
医薬品業界人には、パワースポットの一つかもしれません。

ドラッグストアの登録販売者

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」では、
新しく誕生した「登録販売者」についても紹介しています。

2009年(平成21年)の薬事法改正によって、OTC医薬品(一般用医薬品)の販売制度改正が行なわれ、
リスク区分に応じて、3つに分類されました。

薬事法改正前は、ドラッグストアは薬剤師を置かなければ、
OTC医薬品を販売することができませんでしたが、リスク区分の設定により、
薬剤師がいない店舗であっても、登録販売者がOTC医薬品を販売できるようになりました。

MR(医薬情報担当者)のキャリアパス

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」では、
MRのキャリアパスについて紹介しています。

MR(医薬情報担当者)は、新入社員として担当施設を持つようになってから、
数年単位でエリア担当、病院・医院担当、大学病院担当、疾患領域担当など、
所属する会社によってさまざまですが、ジョブローテーションを経るのが一般的です。

また、MRとして経験を積んだあとに、その経験を活かせる職種が存在します。
詳しい内容は、本書ご覧いただきたく思います。

◆マーケティング部門

◆流通・特約店部門

◆学術部門

◆教育部門

多くの経験を積むことによって、マネジメント職へステップアップする人が多いようです。

※2011/10/1追記

もっと詳しく書いた記事はこちらです。

→ MRのキャリアパス(業界研究-製薬企業)

文系・理系問わず人気があるMR(医薬情報担当者)

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

本書、第4章「医薬品を売る製薬企業やドラッグストア」では、
薬物治療のパートナーである、医薬情報担当者(MR)について紹介しています。

医薬情報担当者教育センター(MR教育センター)より、引用許可をいただいた
『平成21年版MR白書-MRの実態および教育研修の変動-』から、次の項目を抜粋しました。

◆MR数の年次推移

◆MRの年齢構成

◆増える女性MR-性別年齢構成

◆MRの半数は文系-専攻分野別MR構成比

実は、MRの50%以上が文系なのです。
むしろ意外と思われるのは、薬剤師がMRの7人に1人しかいないことです。

平成20年よりMR認定試験受験資格が拡大され、一般の社会人へも門戸が開かれました。
詳しくは、「受験資格を得るには」をご覧ください。

ますます拡大する『ジェネリック医薬品』

最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)

【更新情報】

本書本書『よくわかる医薬品業界』、第8章「変化する業界の枠組み」への更新情報です。

先発メーカーが、ジェネリック医薬品を取り扱うケースも増えている中で、
2009年11月19日付けの日経新聞の一面に大きく掲載されていました。

「米ファイザー、後発薬に日本で参入 大手進出、普及に弾み」
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091119AT1D1805Z18112009.html

変化する医薬品業界の中でも、関心度の高いジェネリック医薬品ですので、
これからも、ますます目が離せません。